百万人を笑顔にする「新しい日本式経営スタイル」ブログ

「エゴと不安」がなくなり「貢献と自立」をベースにした新しい経営スタイルを日本から世界へ

会社の中にある強烈なエゴ 〜出世する人はどんな人?

私が考える新しい日本の経営スタイルでは

貢献自立を基本原理としています。

 

そこで

貢献とは真逆の概念の「エゴ」について

思ったことを書くことにしました。

まずは偉い人のエゴです。

 

ーー目次ーー 

 

エゴがまかり通る会社

 

会社の中では、エゴ(自己中)が

蔓延しています。

そりゃ誰だって、エゴがありますからね。

私にも、当然あります。

 

でも、エゴが過ぎるといろいろな問題を

引き起こします。

 

 

 

今回の記事は、エゴの中でも

出世する人、出世した人にスポットを

当ててみました。

 

 

 

あなたの会社ではどんな人が出世しますか?

 

「絶対に出世したい」と

強く思っている人が出世することが

多いようです。

 

もちろん、意欲だけでなく

ある程度の実力も必要ではあります。

 

会社を引っ張っていく情熱を持っている人が、

経営層にいるべきですから

熱い人が上から選ばれるのは

当然の事と言えます。

 

 

 

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(例外) 

中には、出世意欲はそれほどでもないけれど

上から引き立てられて

課長や部長になる人もいます。

 

営業部は意欲的な人が出世しますが

経理部門では、こんなケースも多いようです。

 

それと

人材不足の中小企業では、営業部でも

このような人事があります。

 

 

多くの中小企業では

ほんとうに人材不足です。

 

経営コンサルタントとして企業をう訪問すると

・・・・・

ふさわしい人間がいないから

なんとなく年齢で選ばれたりしている

ことが多いというのが現状です。

 

 

もうひとつ例外的なパターンです。

 

創業者のご子息であれば

当然のように出世します。

社長、会長にえこ贔屓された人も

出世します。

 

 

話を戻します。

 

 今日のブログの主人公は

「出世意欲の強い人」です。

 

出世する人、出世した人は

上から見て

会社を任せるにふさわしい人物

に見えているはずです。

 

 彼らに、ぬかりはありません。

 

 

そう、単なるわがままなエゴの人は

出世できません。

巧妙で優れたエゴの人が

出世していきます。

ひょっとするとエゴの自覚がない人

もいるようです。

 

 

 

出世意欲のある人の目的は?

 

出世意欲のある人は

  • お金が欲しい
  • 権力が欲しい
  • 大きなプロジェクトで自由に采配を振りたい
  • 部下が欲しい

 

こんな感じでしょうか。

 

それは誰のためかといえば

お金のため、自分のため、家族のため、

です。

 

会社のためでも、

顧客のためでも、

株主のためでも

ありません。

 

このあたりに、問題の種が潜んでいます。

 

例えば、こんな人はいませんか?

 

 

「部下に非常に厳しく、強引に売上を作る人」

 

そんな人が上司だったら

部下はどうでしょうか?

 

睨まれたり、罵倒されたら、

平常心ではいられません。

 

部下の中には

かなり強引な営業で「一時的な売上」を

作ってしまう人もいるでしょう。

 

中には、不正してでも

帳尻を合わせる人も出てくるかもしれません。

 

そしてそんな上司は、在任中に売上を伸ばし

現場や下請けが疲弊する前に

華麗に異動していくのです。

 

結果的には

顧客が離れて行く方法を使ったとしても

評価が下がるのは後任者だったりします。

 

 

上層部は

「やはり、ある程度は厳しくしないと

 売上はできないな」

 

「最近の若い奴らは

 やっぱり甘えてるからな」

 

などと、上がった数字だけ見てこの人を

よくできる人という評価してしまうものです。

 

 

 それから、こんな人もいませんか?

 

「出世レースを勝ち抜くために手段を選ばない人」

 

大手企業では、当然ライバルも多いものです。

「 自分の成績を上げて上層から認められる」

ための努力を超えて..

 

いや、外れて

さまざまな行動に出ます。

 

政治の世界でもライバルを失脚させて

長期政権を握ろうとすることもあります。

平たく言えば、足を引っ張るということですね。

 

 

また、売上予算を達成するために

取引先と特別な契約をかわすこともあります。

持ちつ持たれつというやつですね。

ルール違反も平気にできる人もいます。

 

 

このように大きなパワーを持ったエゴの強い人を

このブログでは

「パワーエゴ」

と呼ぶことにします。

 

 

 

 

どんな問題が起こりうるのか?

 

経営判断能力

一つは、経営判断能力の問題です。

 

 この人たちは

真の顧客志向でなく

出世するための顧客志向だったりします。

 

上層の気持ちを理解しているので

上層に受ける顧客像を作り

そのための施策を提案します。 

 

上層部は

「うん、素晴らしい」

「この会社を託すのはこの人だ」

と思うのです。

 

この時点で、上層部も顧客を見失っている

可能性が高いわけですね。

この上層部も

もともとは同じタイプの人なのかも

しれません。

 

社歴の長い会社はパワーのある人たちが

順繰りに出世してケースも多いのです。

引き上げる側も、引き上げられる側も

経営判断能力に欠けているという

不幸な事態も時々あるようです。

 

隠蔽体質

二つ目は、隠蔽体質です。

自分の体裁を守るために

不都合な事実は報告しません。

 

一番大切なのは、自分の権力拡大です。

報告すべきか・・・

その判断基準も、自分の出世のためが基準です。

そのためコンプライアンス

ないがしろになります。

 

 

 

ブラックな企業体質

また、パワーエゴの人は

自分の部下や取引先を

「自分の出世のための道具」として扱います。

 

当然、役に立たない人には

価値を感じません。

場合によっては

ひどい対応をすることもあるでしょう。

 

 

 

 

 

パワーエゴがまかり通ると

企業風土はどうなるのか?

 

普通のエゴの従業員は

真面目に働くのがアホらしくなってしまいます。

 

それでも、

自分の生活を守るため、

家族を守るため、

それなりに働く選択をするのです。

 

 

何かおかしいと気がつきながらも

気がつかないふりをするしかない・・

 

食うためにはしょうがない・・とかね。

 

 

 

対処の方法はあるのか?

 

対処の方法はいろいろあります。

それが、このブログの目的でもあります。

 

短期的には難しい部分もありますが。

この方法については、

またの機会に、書くことにします。

 

 

今日のところは、ここまでにします。

 

 

 

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