百万人を笑顔にする「新しい日本式経営スタイル」ブログ

「エゴと不安」がなくなり「貢献と自立」をベースにした新しい経営スタイルを日本から世界へ

会社のなかにあるエゴ 〜消極的なエゴ

前の記事では、パワーエゴを紹介しました。

今度は「消極的エゴ」についての記事を書きます。

 

 

c-mariage.hatenablog.com

 

 

 

消極的エゴとは?

 

エゴと言っても、どちらかというと

周りに気を使ったりできる人のエゴです。

 

よく言えば、空気の読める人です。

悪い言えば、流される人でもあります。

 

 

例えば

会社の方針があまり良くない場合

あるいは

はっきり言ってかなり良くない場合

 

そう思ったとしても

ことを荒立てるようなことができません。

 

 

それは

問題を起こしたくない気持ち

角が立つことを避けたい気持ち

があるからです。

 

協調性が大事ということです。

 

 

もし

意見を言ったら

自分の立場がまずいことになる・・・

と、想像しているのかもしれません。

 

 

 

 

 

 

 

明らかな不正行為を会社ぐるみで

している場合を考えてみましょう。

 

 暗黙の了解であったり

あるいは

不正をするように指示があったりして

会社や組織が明らかな不正をしている場合に

「これって、まずいんじゃない?」

と言えるでしょうか?

 

 

良くないと、わかっても

「この業界では、みんなやってるから」

「今の経済状況ではしょうがない・・」

などと、上司から諭されたり

 

あるいは、言われなくても

自分で自分を納得させて

不正を続けてしまう。

見て見ぬ振りをする。

 

 

 

良心はいけないと思っているのに。

 

 

 

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個人のエゴというより

組織のエゴに負けた・・・

という感じかもしれません。

 

 

このように

組織のエゴに負けてしまうエゴを

このブログでは

「消極的なエゴ」

と呼ぶことにします。

 

 

これはエゴではなく、協調性では?

 

 

そんな声も聞こえてきます。

日本人は、自分の意見を主張するより

全体の空気を読む傾向にあります。

 

みんながバラバラのことを

それぞれ主張しても、ことは進みません。

協調性は大事な能力です。

 

しかし

不正を見て見ぬ振りをする

のは良くないことです。

 

保身です。

 

「自分がかわいいから」

 ですね。

 

 もちろん

集団で暴力を振るうとか

詐欺をするとか

程度が過ぎれば・・・

 

不正を指摘しないまでも

もう、その会社にはいられないと思います。

 

 

やはり不正を見て見ぬ振りをするのは

消極的ではありますが

「エゴがある」

と思います。

 

 

消極的エゴの人は、悩んでいる

 

不正を見て、見ぬふりをしなくてはならないのは

本人にとって苦痛です。

葛藤があります。

 

強い葛藤が続けば、心を病むかもしれません。

 

「今、会社をクビになったら困る」

「まわりから裏切ったと思われる」

そんな気持ちがあるだけで

口に出せない人も多いと思います。

 

平気で不正に加担する人と比べたら

このような人は守られるべき人です。

 

しかし

大きな不正に携わって入れば

外からは見れば「悪い人」

ということにもなります。

 

悲しいことです。

 

 

 

真面目で、周りに気を配れる人のエゴには

攻撃性はありません。

ただ、保身するだけです。

 

 

 

消極的エゴをなくす対処法はあるのか?

 

今すぐ、解決はできなかもしれませんが

対処法はあります。

 

 

例えば、10億円の資産を持っていたらどうでしょうか?

 

そんな会社に無理をして所属している理由がありません。

 

 

または

この会社を辞めても

今の年収くらいの職が保証されていたらどうでしょうか?

 

やはり

無理して、働き続ける必要なありませんね。

 

 

 

つまり

 

消極的エゴの原因となるのは

「生活費を失う不安」

です。

 

対処法は

「経済的に自立する」

または

「収入を得る力を持つ」

ことになります。

 

 

 

 

パワーエゴと消極的エゴの関係

 

パワーエゴにとって

消極的エゴは、都合よく利用できるのです。

 

生活への不安があるため

多くの人が

「嫌な仕事でも我慢して働き続けている」

という現実がある・・・・

そんな側面があるようです。

 

 社畜などという言葉があるそうです。

マスメディアが使うべき言葉ではありません。

そんな風潮を広めたいという意図でも

あるのでしょうか?

 

「そんな状況でもしかたない」と

思ってくれれば、パワーエゴは得をします。

 

 

この辺りの話は尽きませんが

今日はこの辺で終わりにします。